自分回帰の旅:札幌ー名古屋ー京都

6月に入った。3日前からここ京都に仕事でお邪魔している。

先週は、札幌で週末前半を過ごし、後半を名古屋で過ごして

からのイマココ。体温調整が追い付かない感じ。

京都は、昼夜の寒暖差が激しくて、札幌に防寒用に持って行った

服がここで朝晩大活躍だ。札幌では出番少なかったのにねえ。


ここ京都では、メキシコから毎年この十数年来日している

心理占星学のザビエ・ベトコートさんの京都での個人セッションと

ワークショップの通訳としてお仕事をさせていただいている。

先の画像は、先斗町界隈を歩くザビエさんと、

彼を京都に召喚しているStar Poets Galleryの今村仁美さん。


昨日で無事にセッションの全日程が終了し、今日は中休みを

いただいて、ホッと一息をついているが、明日からは、

緊張のワークショップだ。前回秋は1日だったけれど、今回は

次へのステップが準備されていて、土日連続で開催される。

考えただけで、おかしい種類のアドレナリンが脳内で

生成されている気すらする。

そのくらい緊張が走る、ということを言いたかった。


散々Facebookなどにザビエさんの素晴らしさは書いているが、

それでも書き足りない。私は2009年あたりからお世話に

なっているだろうか。年に1度、セッションを受けてきた。

彼が私の出生チャートを見て伝えてくれることは、

なかなか占星術の本などでは見受けられない視点からのものだ。

でもそこでの理論を占星学のベーシックを持って、説明を

してくれるので、結果とても腑に落ちる。

・・・と理解できるようになったのも実はまだつい最近のこと

かもしれない。そして、毎年毎年、ザビエさんとの時間から

もたらされる情報に深みが増しているのも強く感じる。

今生、地球上に人としての生を自身の選択としてもたらす

ことを決めたからここにいると仮定した時、

どんな生の設定をしてきたのかを、出生チャートを見ながら

ザビエさんの視点で解説してくれるのだが、

その時に自分がどんな人生のプロセスにいるか、

その人が何を大切にしているのか、といった要素を常に

大切にしながら伝えてくれる彼の姿勢に、ただただ感動する。

目の前の人が、今よりも幸せになるために、という

フォーカスが彼の中にあるのがとてもよくわかるのだ。

その瞬間を、毎回クライアントと接する彼を通して、

そして、通訳という貴重な役割を通して立ち会えるという、

特権かもしれない。本当にありがたいと思っている。


明日から二日間、ワークショップが開催されるのだが、

このワークショップでのザビエさんのテンションと放つエネルギーが

これまたすごい。私は勝手に「歩くボルテックス」と名付けた。

事実ほど奇なり。ワークショップで通訳をしている間の記憶が

前回はほとんど残らないくらいの集中力を要された。

すなわち私がまだまだ未熟なわけではあるのだが、

High Energy とはまさにこのことなのでは、という稀有な

体験を前回しただけに、今回もそういう意味において緊張が高まる。

無事に役割を果たせますように・・・(懇願)

名古屋から京都に入る前、念願だったハマダヨーコさんのセッションを

受けた。独立してからというもの、ヨーコさんのセッションは

私にとってはビジネスコンサルティングを受けている位置付けだ。

差し出されたカードの中から自分が選んだもの。

ヨーコさんの超客観視点からは、自分が考えもつかなったような

アイデアや方法論が提示されていく。超主観になる「自分ごと」な

だけに、ヨーコさんの視点がわたしにとってどれだけ「価値」が

あるか・・・それは言葉にするまでもない。


札幌での研修仕事を終えてからのセッションだっただけに、

自分なりの改善したいところや新たにしたいことが少し

クリアになったこともあって、今後当面の私が持ちたいスタイルが

はっきりわかった時間でもあった。


やはりもっともっと対組織の仕事をしていきたいことに

変わりはない。今や5,000億円を超えるといわれれいる

企業研修業界で、こんなちっぽけな私が生き抜いていくことは

容易ではない、のはもちろんわかっていて起業したけれど、

やはり実際に容易ではない。

そして恐らくこの先、企業のあり方がどんどん変わっていく

であろう社会で、いつ研修のような需要がなくなってもおかしくない。

そう思うとかなり心臓がキュっとなったりするけれど、

今の私はそこを見ていきたいのだから仕方がないのだ。

札幌で実施させていただいた企業研修の仕事は、

提供する側の私が「手応え」を感じられた時間だった。

それはひとえに、窓口になってくれた人が、その組織の目指すところ・

抱える課題・これまでの取り組みを真摯かつ率直に共有してくれたこと

に端を発する。ニーズに応えたい、と思うこちらの姿勢を

真っ直ぐ受け取ってもらえたということで、ありがたかった。


参加者の皆さん全員が、まずは自分のあり方を真摯に見つめる

時間を提供できたことが、本当に嬉しい。なぜなら、その人にとっての

「答え」は、外側からもたらされることではなく、

その見つめる先に必ず存在しているからだ。そのことに100%信頼を

置いていないと、こんなアプローチを企業に提供できない。

費用対効果としてすぐに数値化できない代わりに、直後から

参加する人の行動が変わる可能性を秘めているが、

それも参加者する人に依存する形でしか発揮されない。

思えば、なんてリスクの高い仕事をしているんだろう、とも思う。


でも私はその方法論以外思いつかない。


それはなぜなら、私自身が体験してきたことだから。


サービス提供者であるが故に、プロセスの一部にしか

関われないことに一抹の寂しさもあるが、また次に新しい出会いが

あることが、私の中のその「寂しさ」を救ってくれている。


もっともっと質の高い、目の前の誰かを本気にさせる仕事をしたい。

でもそうするには、私が体験を重ねていくことでしか

実現できないんだ、ということを今更ながら知る。


この京都ー名古屋ー札幌の旅。

もうすぐ「よんじゅーちゃんちゃい(43歳)」になる私の

自分回帰の旅。そしていつも旅は回帰を促してくれる。


明日からのワークショップ、集中してがんばろう。

名古屋に帰ったら毛玉天使(我が家の猫)に癒してもらおう。


42歳仕上げの時期、京都市内にて。

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